■■ 秘湯 鶴の湯 撮影メモ ■■ 戻り
鶴の湯は秘湯ブームのなかで秋田県乳頭温泉郷にある全国で最も人気のある温泉の一つと言われています。 今回は子供らから旅行のプレゼントで、はからずもこのような温泉に行くことが出来ました。
時期的には紅葉もとっくに終わり、年によっては積雪もある頃とのことでしたが、今回はあいにくの雨。
でもこの温泉では雨もまた風情があり旅情を高めるものでした。
今回の写真は宿到着後の一風呂浴びた後の日が暮れる直前と、翌早朝にいずれも小雨の中で濡れながら撮ったもので、鶴の湯の素朴な感じを表現したつもりです。
熊でも出そうな山奥にあるこの温泉宿は写真でご覧の通り古民家風の作りで、まず到着してその渋さに感激。温泉も乳白色でかすかに硫黄の匂いのする肌触りの良いすばらししいものでした。
露天風呂は女性用が２つと男性用（混浴）が一つで、露天風呂（Photo4)の中に直に温泉が湧き出し、場所によっては足もとが熱いくらいでした。 混浴の野天風呂には若い女性も堂々と入ってきて男性も圧倒されそうでした。
食事は田舎料理で山菜や名物の芋煮汁など品数が多いばかりでなくすべて味よしで、各部屋には囲炉裏があり、そこで岩魚の塩焼きときりたんぽをお客が自ら炭火で焼いて戴くという趣向で、すべては食べきれないほどの内容でした。
ロケーション、温泉、宿、食事とすべての面ですばらしく、人気が高いことに改めて納得でした。
日中は日帰りの入浴客が列をなすとのことですが、午後三時以降は宿泊客のみしか入浴できず、正に山奥の秘湯となります。 宿にはテレビも無く、都会の喧騒から逃れるには最高の場所ではないでしょうか。 あまりの人気に半年先まで予約で埋まっているとのことです。
2003年12月6日 記